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2024.04.19‖

#04

59粒子さんのチャット初出。
冬海さんは、本当にえろい子だと思う。



 土浦は、ぎゅっと目をつぶった冬海を見ながら、唇を触れ合わせた。
 ゆっくりと唇で唇をなぞるようにすると、腕の中の小さな体が震えた。土浦の胸に置かれた手も、わずかに震えている。
「………冬海」
 小さな声で呼ぶと、また震えた。そんな仕草がかわいくて、土浦は冬海の頬を撫でる。その行為にわずかに口を開き、冬海がこぼした息は熱い。
「せ、んぱ……」
 細く漏れた声を聞こえなかったことにして、首筋に唇を落とす。冬海は、またびくりと震えたが、土浦を拒みはしなかった。熱い息をまたこぼして、震える身体で耐えている。それに安堵しながら、土浦の唇はゆるりと首をすべり、鎖骨を舐める。
「……あっ」
 鎖骨のくぼみを吸うと、首を竦めて冬海は小さく声を上げた。土浦はシャツのボタンをはずしながら、滑らかな肌を手と唇でたどっていく。冬海の肉は柔らかく、どこまでも沈み込みそうで怖い。しかし、すべてを食べつくしてしまいたいとさえ願う自分がいて、土浦は困惑した。優しくしてやりたくて、いじめたい。相反する感情が渦巻く。
「冬海…」
 声がかすれた。しかし、そんな余裕のない土浦の呼びかけに、冬海はおどおどと視線を上げて見返してくる。衝動が襲い掛かってきて、土浦は噛み付くようにキスをしかけた。まるで、いじめられることを望んでいるような目。そんなものは自分の錯覚だとわかっている。しかし土浦の本能は、冬海をいじめて泣かせて喘がせたいと願っている。
「せ、せんぱ…い……」
 キスの合間に冬海から苦しげな声が漏れる。それを無視して、深く口づけた。土浦を呼ぶために開いた唇の合わせを熱心に舐めて、歯列をなぞる。震えて開いた口の中に舌を進めて、奥へ奥へと向かう。熱い口内を、冬海に快感を与えることに没頭して舌を使った。逃げる舌を追い回して、絡め取って、吸い上げる。ざらつく上顎をくすぐれば、またびくりとその身体が震えた。
「………っ、ふッ」
 唇を離し目を開けば、目の縁を真っ赤に染めて荒く息を吐く冬海がいる。
 たまらなくなって開いたシャツの前へ手を伸ばし、脇腹を撫で、胸を下から揉み上げるようにする。肌を真っ赤に染め上げて、冬海は土浦の身体を押し返そうとする。しかし力では冬海は土浦に敵わない。
「せん、ぱ……」
 縋りついてくる手に愛しさを覚えて、軽いキスを何度も顔中に降らせる。冬海の顔が恥じらって染まり、潤んだ瞳に見上げられる。
 かわいくて、仕方がない。
「もっと、触りたい」
「………!」
 正直に伝えると、冬海はただでさえ赤い肌をさらに赤く染める。これ以上があるのかと、土浦は耳元に唇を寄せる。
「触って、泣かせて、濡らして、溶かして、お前の中に入りたい」
 わざと卑猥な言葉を紡げば、冬海は土浦の腕の中で、ぐにゃりと崩れ落ちた。
「入らせろよ」
 懇願するように囁けば、震える手が土浦の腕をぐっとつかんだ。それを了承と受け取って、土浦は甘い肌に再び唇を這わせた。
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