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2017.11.18‖

#06

59粒子さんでのチャット初出。その2。
自分パロディ。以前、パニパレで書いたやつの焼き直しみたいな。
新婚ネタ。



 ウェディングドレスを身に纏った笙子は、ひどく嬉しそうだった。
 それは花嫁の印である白いドレスを、他でもない土浦のために着ることができたからだった。滅多に口にしないアルコールも手伝って、笙子はふわふわと雲の上を歩いているような気さえしていた。
 披露宴も終わり、主役である二人が解放されたのは深夜遅く。足元の覚束ない笙子に手を貸して土浦が導いたのは、ホテルのスウィートルームだ。
 部屋にたどりついてドアを閉めるなり、少し心配そうな土浦に笙子はにこりと微笑みかける。笑み崩れそうな、というのがぴったりの、そんな幸せそうな顔で、笙子は土浦を見上げた。
「…すごく、嬉しいです。これから、ずっと、一緒にいられるんですね」
 そんなことを言いながら、薬指にはまった指輪をうっとりと眺める。その様子に、土浦は優しく微笑みながら頷いた。
「ああ、ずっと一緒だ」
 低く答える土浦に、笙子は安心したように凭れかかる。嬉しさにきゅっと土浦のシャツを掴めば、土浦の腕が笙子の腰に回った。
 笙子が顎を上げると、ゆっくりと唇が重なる。触れるだけの唇が、何度も何度も顔に降りてきた。くすぐったいような甘い感覚に笙子が笑い声を上げると、また唇がふさがれた。今度は、深く探るようなキスだった。
「……んっ」
 息苦しさに喉を喘がせると、それすら許さないように首を固定される。空いた土浦の手は、笙子の背を探り、ドレスのファスナーを見つける。
「ここがいいか? それともベッド?」
 からかうような声が離れた唇から漏れる。
「………ッ!!」
 驚きに目を丸くする笙子に、低く笑って土浦は笙子を抱き上げる。
「俺は、どっちでもいいぜ?」
 あくまで笙子に答えさせようとする、ひどく意地悪な土浦に、笙子は視線を逸らして頬を染める。
「………ッ、意地悪、しないでください…」
 恥ずかしさに零した言葉に、土浦は楽しそうに笑う。もしかしたら土浦も酔っているのかもしれない。ふわふわと宙に浮く思考のまま、少しだけ赤く染まった土浦の頬に唇を寄せて、笙子はぎゅっと抱きついた。
「…………ベッドで…」
 小さな小さな声で、耳元に囁くように告げる。恥ずかしいけれど、今日はお酒のせいにしてしまえるから。だから、いつもは言えないけれど。
「たくさん、ぎゅってしてください…」
 聞こえないかもしれないほどに小さな声が聞こえたのだろう。
 笙子を抱きしめる土浦の腕に力が入った。それに幸せを感じながら、笙子も縋りつく腕に力をこめた。
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